運動療法で行うメディカルチェックについて

慢性的な疾患にかかっている患者の治療を行っていく際には、患者の生活習慣を是正していくことが必要になる場合が多々あります。肥満を代表とする生活習慣病や精神性の疾患などの場合には、しばしば運動療法が必要になることがあるものの、その実施に際しては入念なメディカルチェックを行うのが一般的です。

医師の指示に従ってメディカルチェックを行うのは看護師であることが多く、その内容と意味について理解をしておくことは欠かせません。場合によっては「運動を始めるだけなのになぜ検査を受ける必要があるのか?」という疑問を患者が持つこともあり、検査中に質問されることも少なくありません。そのため、すぐに対応できるように答えを準備しておくと良いでしょう。

心臓に疾患があったり、血液系に問題があって運動によって体調が悪くなるリスクが考えられたり、負荷をかけると骨折などの危険があったりする場合もあるため、事前にメディカルチェックでその問題について調べることを伝えると、多くの場合は理解してもらえるはずです。医師から運動についての指示を出す場合は、医学的な根拠が重要であり、安心、安全に配慮して運動の強度や時間などを決めるため、メディカルチェックは欠かせないとしっかり説明するようにしましょう。そうすれば、検査もスムーズに行なえて、運動療法にも積極的に取り組んでもらいやすくなるのではないでしょうか。そのためには、メディカルチェックを実施する看護師が、検査の意義について十分な知識を得ておくことがポイントです。